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July 02, 2009

父が他界しました

父が他界しました
7月になりました。今年も下半期ですね。ブログちょっとご無沙汰してました。

去る6月25日に、実父が他界しました。末期ガンで余命を宣告されてから2ヶ月でした。
誕生のことばかりをやっている私ですが、「死は次の世界への誕生」。他界とは、そのことなのだと、寂しさの中で再確認しています。

まだ現実味がなく、一番長くともに過ごした子ども時代の時間が走馬灯のように巡ります。そして、直近のホスピスへの入院の道のりに手を握っていた時間、今にも目覚めそうな亡骸を何度も撫でてみた時間、ホスピスから葬儀の会場まで同乗した道のり…、納棺式…。
骨になってしまう直前は、おいおいと声を出して泣きました。子どもたちが驚いていた。
この父が生まれていなければ、私に、命はつながれていなかった。父のおへそを見たときに、この父の誕生に、あらためてありがとうと思いました。8人兄弟の8番目。よく生まれてきてくれたね、と思いました。

戦争中の、酷い命の扱いの話を、一回だけ聞かされたことがありました。10歳のときに、東京大空襲の火の海を、泣き叫びながら「自分はこの世にいらない子どもなのか??」と逃げ回ったのだと。怖かったろうに、どころじゃありません。よく生き延びてくれたと思いました。

我が侭な父だと思っていたけれど、いつも母を困らせて怒りを向けたこともあったけれど、母と出会い、甘えられて良かったよね。
子どものときの分も甘える関係や場が、家族なのかもしれない。

父には「赦すこと」を学びました。いい想い出ばかりではなく、衝突もしたし、心底、怒りを感じることも。でも「どうしたら許せるのだろう」と、問い続ける時間をもらった。
赦し、許し、弛し、緩し、揺るし…。「ゆるすことは、ゆるむこと」という感得は、父からのギフト。そう、気づきました。

75年前に誕生した命が、最期に安らかに旅立ち1週間。でも父は、母や子どもたちの中でこんなにも生きている。やっぱり、いのちって、スゴい。

「産みかたは生きかた」だと今まで書いてきたけれど、優しいお産を増やすことは、優しい人生を増やすこと、という確信は強くなった。また産みたいと思えるお産は、本人にも周囲にも優しい。
そして「逝きかたも生きかた」でした。その最期のありようは、残されたものたちの生きかたに、問いを与える。最期のホスピスでの旅立ちは、いのちの尊厳に向き合わせてもらえました。写真はホスピス「ピースハウス」のお庭。子どもたちが、ここは天国?と言っていました。

まだ、父の死から学びきれてないけれど、今日も、いのちへの気持ちを高める仕事が続きます。

ご縁生じるすべての皆様に、ありがとうございます。今日1日を大切に。家族との時間を大切に。

読んでくださって、ありがとうございます。

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